日本のIT業界はこれまで多重下請構造の問題に悩まされて来ました。
このように、大元となっている企業が内製化を進めるのはこの構造を壊すことになり、いい傾向ですね。
ただ、逆にこれまで下請け側だった企業は「仕事が与えられなくなる」という危機感を持った方がいいでしょう。
日本マイクロソフトが、クラウドサービス「Azure(アジュール)」の販促に向けて、「内製化」をキーワードにした強化策を打ち出した。日本の企業・官公庁のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けたシステム構築の需要が急速に高まるなか、従来のように委託と多重下請けに頼った業界構造に頼ったままでは市場ニーズを捉えきれないという判断があるようだ。2月2日にメディア向け説明会を開いて説明した。
引用元:日本経済新聞 ITの多重下請け壊す? 日本マイクロソフトが内製化促進(2021年2月10日)