転職・就職に役立つ!IT業界の市場規模まとめ

転職・就職に役立つ!IT業界の市場規模まとめ

業界のことを知る上で、まずは市場について知ることはとても大切です。

IT業界の市場規模を知りたいと思って来られた方は、きっとこれから転職をしようと考えていて市場分析をしていたり、すでにIT企業に勤めていながらも、情報のアップデートをされているのではないでしょうか。

今回は、日本国内のIT業界の市場規模を押さえていくと共に、世界の市場規模にも触れていきます。

また、IT業界の「ピラミッド構造」と言われる内容にも着目して、分かりやすくご説明していきます。




1. IT業界の売上

日本国内の売上規模

IT業界の売上規模について、まずは日本国内から押さえていきましょう。

IT業界の売上については、特定サービス産業実態調査から見ることが出来ます。

2018年度(平成30年)時点のデータによると、23.9兆円となっています。

IT業界は、ユーザ企業に、様々な情報システムが導入されることを軸として、成長を遂げてきました。

これらの導入を推し進めた背景としては、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、データベースのような、コンピュータ関連技術の進歩があったことが大きな要因としてあげられます。

情報システムと言えば、昔は大企業のみが導入出来るようなものでした。しかし、時代と共に、中堅、中小企業にも導入が容易になったため、一気に市場が成長してきたのがIT業界です。

日本国内の売上推移

次に、日本国内の売上推移を見ていきましょう。

売上 前回比
2018年(平成30年) 23.9兆円 101%
2017年(平成29年) 23.6兆円 111%
2015年(平成27年) 21.2兆円 101%
2014年(平成26年) 20.9兆円 98%
2013年(平成25年) 21.3兆円 113%
2010年(平成22年) 18.8兆円 100%
2007年(平成19年) 18.8兆円 129%
2004年(平成16年) 14.5兆円 105%
2001年(平成13年) 13.7兆円 139%
1998年(平成10年) 9.8兆円 153%
1995年(平成7年) 6.4兆円 90%
1992年(平成4年) 7.1兆円 165%
1989年(平成元年) 4.3兆円

基本的には右肩上がりで成長してきた業界と言えるでしょう。

近年は、目立った成長はしていないように見えますが、IT業界はこれからもっと伸びていく市場と思っていて問題ないでしょう。

波はありますが、右肩上がりですね。

日本国内におけるIT業界の市場規模

IT業界が日本全体の産業と比較してどのくらいの市場規模なのか把握しておきましょう。

2018年度の、法人企業統計(財務省)による日本企業の総売上高は約1535兆円となっています。

先ほどの、特定サービス産業実態調査のデータである23.9兆円と比較すると、IT業界は全体の1.5%の割合です。

ちょっと少ないなような、と思われたかもしれません。

確かに、割合で見ると少ないように見えますが、ITは社会のインフラを支える重要な役割を担ってきています。

これから売上も、市場全体における割合も増えていく業界だと思っていて良いでしょう。

世界の売上規模

世界全体を見渡したときはどうでしょうか。

IT分野を中心とした調査・助言を行う企業であるGartner(ガートナー)の予想になりますが、2020年の世界のIT市場は3兆8,650億ドルになると言われています。

日本円にすると、約420兆円になります。

正確な数値にはなりませんが、2018年の日本国内売上と2020年の世界での売上を単純に比較すると、日本は5.6%の割合ですね。

世界有数のIT企業売上高

では一体、世界ではどんな企業がどれくらいの売上を上げているのか気になりますよね。

2018年の数値になりますが、世界の上位10社を見ていきましょう。

順位 企業名 売上
1位 Appple(アップル) 27兆8414億円(2602億ドル)
2位 Amazon(アマゾン) 24兆9203億円(22329億ドル)
3位 Alphabet(アルファベット)
※Googlの持株会社
14兆6376億円(1368億ドル)
4位 Microsoft(マイクロソフト) 11兆8128億円(1104億ドル)
5位 IBM(アイビーエム) 8兆5172億円(796億ドル)
6位 DELL(デル) 8兆4209億円(787億ドル)
7位 HP(ヒューレット・パッカード) 6兆2488億円(584億ドル)
8位 Facebook(フェイスブック) 5兆9706億円(558億ドル)
9位 Tencent(テンセント) 4兆6905億円(3127億元)
10位 Accenture(アクセンチュア) 4兆4512億円(416億ドル)

※2018年時のランキング

す、凄い。上位の企業なんて、1社で日本全体の売上よりも多いんですね。
すぐには無理ですが、いずれ日本企業もこのランキングに入れるようになっていけると良いですね。

2 .IT業界の構造

IT業界のピラミッド構造

IT業界は「ピラミッド構造」と呼ばれているのを知っていますか?

IT業界は、一次請け、二次請け、三次請けといったように、多重請負を行うピラミッド構造になっています。

仕事内容によっては、零細企業の五次請け、六次請けまで繋がっていくものもあります。

下請けに下請けが重なる「下請け構造」とも呼ばれています。

需要はあるのに、ピラミッドの下に行くほど儲からない体質の企業が多いのです。

そのため、ピラミッドの下にいくほど、過重労働で低賃金なブラック企業と呼ばれてしまう企業も数多く存在しているのです。

逆に、ピラミッドのトップに近ければ、その分待遇も良くなり、優良企業として扱われる企業も多くなります。

ではなぜ、ピラミッド構造になってしまうのでしょうか。

なぜ、ピラミッド構造になってしまうのでしょうか?
IT業界の仕事は高額な案件が非常に多く、ピラミッド構造が成り立ってしまうのが原因なのです。
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大手発注者・企業 ・自社でIT関係の開発を行っていない企業
・全国をネットワークで結ぶ大型のシステム開発等
・一次請け企業と内容を詰め、どのようなシステムを構築するかの概要検討
一次請け企業 ・発注者から直接受注
・優秀なプログラマーやエンジニアが多く所属している場合がほとんど
・小さい案件であれば、自社で直接システム開発を行う
・大規模システム構築等の場合、自社のリソースだけではこなせないため、二次請け企業へ依頼
・二次請け以降の下請け企業への振り分けも考えつつ、納期等も決定
・発注者から高額の報酬を受け取ることが出来る
二次請け企業 ・一次請け企業が行わないシステム開発の基盤となる、システム仕様作成等を行う
・細かな仕事が多く、作業量と作業に掛かる時間が多くなる
・一次請け企業と比較すると賃金が安く、従業員の不満が募りやすくなっている
・大型案件では二次請けでも終わらず、三次請けまで依頼していくこともしばしば
・自社が他の案件で手がまわらない場合は、三次請けに一次請けからの依頼を丸投げすることもある
三次請け企業 ・孫請けとも言われる
・基本は二次請け企業が請負切れない作業を行う
・非常に大型な案件の場合、以降、四次請け、五次請け、六次請けの企業も存在する
※その場合、零細企業や個人事業主への発注にもなり得る
・作業量、作業時間は、ピラミッドの下にいくほど膨らんでいき、報酬も少なくなる
※そのため、ブラック企業化しやすい

3. 転職に役立つ、良い企業の見分け方

ここでは、IT企業への転職や就職に役立つ、良い企業の見分け方をご紹介していきます。

ポイントとしては大きく2つあります。

ポイント1.どのポジションで働きたいかを明確にする

あなたがどのポジションで働きたいかを明確にする、というのはとても大切なことで、どのような仕事がしたいのかをまずは決めていくことが必要です。

まだ決まっていないよ!という段階かもしれません。

そもそも、まだどんな役割があるのか具体的に理解出来ていない!という段階かもしれません。

大丈夫です、これからそこは押さえていきましょう。

ここでは「どのポジションで働きたいかを明確にする」ことが、今後必要になってくることだと意識付けしてもらえたらと思います。

ポイント2.行きたいと思った企業の主要取引先を調べる

「なぜ行きたいと思った企業の主要取引先?」と思われたかもしれません。

「やりたい仕事がある会社が見つかった!でも、全然聞いたことがない会社だな」、という会社は数多く存在します。

そこで重要なのが、その企業の主要取引先を良く調べることです。

あなたが聞いたことがないだけで、業界内ではBtoBで優秀とされる企業は数多くあるためです。

また、その主要取引先企業もあまり馴染みがない企業の場合、さらにその企業の主要取引先を調べてみましょう!

地道で意外と時間が掛かったりすることもありますが、ここが物凄く大切なのです。

4. まとめ

IT業界の市場について理解することが出来ましたでしょうか?

IT業界は幅広く、情報が膨大ですので、すぐに理解するのは難しいでしょう。

焦る気持ちもあるかもしれませんが、地道に、コツコツと理解を深めていきましょう。


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